一鳴驚人日記

外資系企業でM&A関係の仕事をしている若僧のブログ。キャリアや時事ネタに関してその時々に感じたことを書いていきます。

神々が宿る島~バリ島旅行記1~【ホテル編 -アヤナリゾート】

休暇で「神々の宿る島」に行って来たので、今回から2~3回にわたってバリ旅行について書いていく。

9月は乾季の終わりということもあり、滞在中は毎日が蒼い空に南国の太陽に恵まれた。


リゾートエリアでは、日中は白い砂浜と青い海、鮮やかな熱帯の花のコントラストが映えて如何にもトロピカルリゾート。

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夕刻には、建物も、草木も島全体が茜色に染まり、本当に美しい。ビーチで見る夕日はまさにロマンチック。

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日が落ちてからは、漆黒の闇にやわらかい光とプールの鮮やかな青のライトアップ、伝統的な音楽と波の音が織りなすそこはかとなくセクシーでエキゾチックな雰囲気が味わえる。英語のエキゾチックという言葉はまさにこういうことを言い表す為にあるのだろう。

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一歩リゾートエリアをでると、庶民的な家屋と至る所にある人々の信仰を感じさせるヒンドゥー寺院が溶け込んだまちなみに、色とりどりのフルーツや野菜などを売ってにぎわっている市場等の島民の日常が広がっている。

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車で島の奥に向かっていくと、世界遺産にもなった棚田や湖、そのほとりにたたずむ数世紀前に建立された寺院や大自然が広がっている。

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非日常でもあり、日常もあり、先進的でありながら、伝統が色濃く残されており、近代的なリゾートでありながら、雄大な自然も背後にある。バリは本当に様々な表情を見せてくれる。


今回滞在したのは、アヤナリゾート&スパ(Ayana Resort & Spa)という高級な部類に入るリゾートホテル。


ジンバランというバリ島の南部に位置する地区で高級ホテルが点在している地区にあり、同地区にはリンバ(アヤナと同系列)、フォーシーズンズ、インターコンチネンタル等がある。なお、コンラッドグランドハイアットなどは別の地区にある。

風景

丘の上にあり、向かう道は特に景色が良いわけではなくやや荒涼としてさびしい風景だが、一度ホテルに踏み込むとそこはまさに楽園。建物は解放感あふれる作りで、入口から海を一望でき、常夏の香りと小鳥の囀り、咲き乱れる色鮮やかな花、民族音楽のスローで単調だけど、何処か神秘的なリズムが刻む調べが非日常に誘う。どの角度をみてもきれいな写真がとれそうな景色でテンションが上がること間違いなし。
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客層

西洋人もいるが、東洋人が非常に多い。特に日本人と中国人。ホテルやタクシードライバーに話を聞くと、最近は日本人よりも中国人の方が多いとのこと。コンラッドやムリアにも遊びに行ったが、そちらの方は西洋人の割合が多かった。もしかしたら、西洋人はヴィラに宿泊する人も多いのかもしれない。

接客

どの方も爽やかで非常に丁寧。日本人が多いせいか、だいたいのスタッフは日本語も話すことができるので、英語でできない人も安心して利用できる。

部屋

スタンダードルームに泊まったが、部屋の中は最高級!という感じではなく、通常の高級ホテルという感じ。スタンダードルームに宿泊する場合には、部屋の外の方が部屋のなかよりもインパクトがある。ただ、滞在中はどちらにしろ、ホテルのプールやスパ、レストラン、バーを使用しているか、観光地に赴いているかのどちらかなので、個人的に部屋の中の良し悪しはそれほど重要ではないと思っている。より高い部屋では、天蓋つきベッドなども用意されているようで、部屋の豪華さにこだわるのであれば、部屋のグレードを上げることをお勧めする。

レストラン

レストランがインドネシア料理、海鮮、日本料理等のチョイスがあり、インテリアや雰囲気もリラックスしたものから、開放的なもの、ロマンチックなものまで揃っている。さらに、リンバという姉妹ホテルが近くにあり、そちらのレストランも15分間隔のシャトルバスを使えば気軽に利用できるということもあり、自分もいつどのレストランに行くか結構迷った。朝食は西洋式のものからシュウマイ、味噌汁まで幅広くカバーしたビュッフェ形式。色とりどり、フルーツが食べ放題なのは非常に満足感が高かった。


スパ

スパは非常に充実しており、女性にとってはきっと夢のような体験ができるのだろうが、高級ホテルだけあって良いお値段なので、リッチな雰囲気にこだわらなければ、ホテルの外でもよいスパやマッサージが受けられる。今回はスパはやらずホテルの外でマッサージを体験したので、次回以降にそれについては触れることにする。

バー

日本にもあるような高級感のあるバーやプールバー、ルーフトップバー(リンバ)もあるが、アヤナといえば、ロックバー。


インド洋に面した断崖絶壁に設けられているバーで、崖の上にあるホテルからはゴンドラに乗って行く。一番人気の時刻は、日没前後で赤い太陽が水平線に落ちていく姿をカクテル飲みながら味わえるという贅沢スポット。実は日本人のデザイナーがデザインしたらしい。


何回かタクシーでアヤナまで戻ったのだが、その際どの運転手に聞いても「アヤナはよく行く、ロックバーがあるからね」と言っていた。


困ったことに予約不可なので、並ぶしかない。ホテルの人によれば1時間前くらいから並ばないとばーで夕陽を迎えることはできないとのこと。


9月末頃の日没は大体6時なので、1時間前から並んだけれども、残念ながら満席。ゴンドラに乗る前にも長い行列があって、こちらはスイスイと列が進むので、一瞬希望を持ってしまうのだが、ゴンドラがついた先でも長い行列になっていて、結局ロックバーのとなりのテラスのようなところで行列に並びながら見ることに。
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40分くらい前から、全く人が出てこない。そりゃそうだ。自分がその時点で席を確保している人なら、絶対でない。なので、ロックバーで日没を見たい時には4時過ぎからロックバーに行く必要がある。


ただし、バーに入るために並んでいるスペースでもドリンクのオーダーは可能なので、立ったままでよければ、インド洋に沈む真っ赤な夕陽をドリンクを飲みながら楽しむことはできる。
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日が沈むとそれまで何をしても出てこなかった人たちの1/3は帰ってしまうので、比較的入りやすくなる。日没もきれいだが、日没後の茜色の空と青々とした海の対比も個人的にはよいと思うので(日焼けしないし)、待つのが嫌な人はそこを狙うのもいいかもしれない。
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ちなみに、ロックバーにこだわらなければ、その隣にあるプールからも夕陽を見ることが可能であるし、さらにその隣にあるキシックというレストランのテラス席からも夕陽を見ることができる。しかもこちらのレストランは予約が可能。




キシックはシーフードがメインのレストランで、テラス席がお勧め。カウンターに所狭しと並べられている海鮮をみて選び、調理方法も生、グリル、蒸す、揚げるなどから選ぶ。量が多いので、高いワインをオーダーしなければ、満腹まで食べても一人5,000~6,000円程度だ。

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不満点

滞在中の唯一の不満は自分の部屋でWiFiを使用すると追加料金がかかること。レストランやロビーなどは無料で使えるので、それが目的でロビーにたむろす人がそれなりにいた。かく言う自分もその一人であるが。なので、夜に少し仕事をする必要がある人などは、ちょっと不便を感じるかもしれない。

まとめ

個人的には毎年でも行きたいくらい満足できるステイだった。雰囲気からしても、ムリアとはいい勝負だけど、コンラッドやインターコンチネンタルよりいいと思った。ただ、ヴィラに宿泊するのも憧れるので、次回バリを訪れる時はヴィラに宿泊してみたい。