一鳴驚人日記

外資系企業でM&A関係の仕事をしている若僧のブログ。キャリアや時事ネタに関してその時々に感じたことを書いていきます。

TOEICはあてにならない

TOEIC高得点社員の英語力ギャップ なぜ?人事担当者もビックリ (2/4ページ) - SankeiBiz(サンケイビズ)

 

正直、人事がTOEICのスコアが高くても英語しゃべれなかったり、英語でメールが書けなかったりすることにビックリすることにビックリ(゚д゚)!

 

大抵の人がもっているTOEICのスコアってそもそもスピーキングやライティングを試されていないでしょ。

 

TOEICは過去問をひたすら繰り返せばどんどん点数が上がっていくし、慣れの問題だと思う。英語が得意な大学生は、大学受験で使った文法のワークブック的なものを一周して夏休みに以下のような過去問を毎日やれば1,2回で900点超えると思う。

 

新TOEICテストスーパー模試600問 (TOEICテスト スーパーシリーズ)

新TOEICテストスーパー模試600問 (TOEICテスト スーパーシリーズ)

TOEICテスト 新・最強トリプル模試

TOEICテスト 新・最強トリプル模試

新TOEIC TEST実力診断模試4

新TOEIC TEST実力診断模試4

 

 

最近大学の入学と卒業にTOEFLの受験を必須にしようという話があるみたいだけど、むしろTOEFL受けたほうが、英語のコミュニケーションには役立つということはほとんどの人が同意するだろう。

 

本来TOEICがビジネス向け、TOEFLは米国の大学や大学院への留学をするために受ける学術向けの英語の試験(試験の制作元は同じ)だけど、TOEFLはスピーキングとライティングもある。そしてこれが対策しないと全く点が取れないので、スコアが高い人はある程度英語でコミュニケーションできることになる。

 

たまにTOEIC○○点=TOEFL○○点っていうのを見かけるが(例えば→http://www.jasac.com/toefl/toeic/)コミュニケーションに関して言えばこれは成り立たないと思う。まぁ、リンク先にもあくまで目安と書いてあるけど。

 

海外留学もしてTOEICも受けた体験をベースに話すと、TOIEC900点を取ったとしても日常或いはビジネスでネイティブが自然に話す英語を聞き取れない場合がほとんどだと思う。ましてや文脈を踏まえた発言は、もっと難しい。

 

聞き取れない要因は、

1) そもそも勉強で習うような単語と日常で話される単語が違う(実際はスラングがもっと多い)

2) 発音の個人差(ネイティブでも白人と黒人、男性と女性でも違う)

3) しゃべる速さ(日本人は外国人と話すとゆっくり喋るけど、アメリカ人とかは手加減しない。聞き返しても、同じ速さで同じ事を繰り返すだけ)

 

さらに言えば、聞き取れて、文脈も踏まえて的を得たことを言っているのに、英語の表現が拙ないと、発言を無視される(笑)暫くしてから、同じ事を他のネイティブがナチュラルな表現で言って、みんなが納得!みたいなことが留学中たまにあった。それさっき俺言ったじゃん!っていう感じの。

 

まぁ企業も本気で、英語でコミュニケーション出来る人欲しがってないんだろうな。というか、意外と帰国子女でネイティブ並みに英語出来る人いるしね。実際英語が必要なポストはそういう人たちにつかせれば間に合ってる気もするし。

 

でも、本当に大学でTOEFLが義務化されたら、これからの人は大変だね。今まではTOEICで高得点を持っていれば差別化できたのに、これからはTOEFLもっていても当たり前になるってことだし。