一鳴驚人日記

外資系企業でM&A関係の仕事をしている若僧のブログ。キャリアや時事ネタに関してその時々に感じたことを書いていきます。

芸術と歴史と美食の国、イタリア旅行記 1 ~ローマ~

先日約1週間イタリアに旅行に行ってきたので、今回はその時のことについて。長いけれど、コロッセオに並ばなくても入れる裏技なんかも紹介しているので、最後まで読んでみてください。
イタリア旅行の始まりは、永遠の都ローマ。誰もが歴史の教科書でならう古代ローマ帝国時代からにはヨーロッパ世界の中心地であり、いまでもイタリアの首都たるローマは、永遠の都にふさわしく歴史と芸術が街と一体となっていて、訪れるものを魅了する。そんなローマは観光スポットが多すぎてとても2日間で周りきれないが、訪問したのはこちらの場所。

  1. コロッセオ
  2. 真実の口
  3. パンテオン
  4. サンピエトロ大聖堂
  5. スペイン広場
  6. トレビの

コロッセオ

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チケットはフォロロマーノと共通。フォロロマーノ側のチケットオフィスは全く並んでいないが、コロッセオ側(コロッセオ内部1階の回廊)は30分以上並ぶので、必ずフォロロマーノのチケット売り場で買うこと。場所はBラインの地下鉄コロッセオ駅から出て右側向かい凱旋門が見えたらその右側にチケット売り場がある。

チケットを購入したら、「with reservation」 と書いてある列に並ぶと15分くらいで入場可能。なお、この列はローマパス保有者と共通。なので、全ての移動を地下鉄で行う固い決心がない限りは、ローマパスは不要と思われる。1日乗り放題が7ユーロ、有名な観光地はサン・ピエトロ大聖堂やスペイン広場、トレビの泉など無料な場所が多い。私が訪れた際はなぜかコロッセオ(共通チケットなのでフォロロマーノ、パラティーノの丘も)無料だった。

コロッセオは、間近でみると壁などはボロボロだが、青空に映える2000年前の世界最古の建築物の一つは絵になるし、時を超えた人類の傑作を目の当たりにするのはムネアツだ。広大な帝国を作り上げたローマの権力者は、後世「パンとサーカス」と形容された愚民政策によってローマ市民を懐柔し、思うままに政治を動かした。それがローマの衰退の一つの要因になっていったともいわれるが、コロッセオはまさにその「サーカス」の象徴である。

なお、コロッセオとフォロロマーノは共通券で入場できるが、券があっても日没近くになると入場できなくなるので要注意。実際には明るくても、入れてくれないので時間には余裕をもっていくべし。イタリア人は適当だろうから何とかなるだろうと思って交渉してみたが、意外にきっちりしていた。

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真実の口

コロッセオから、コンスタンティヌスの凱旋門方向に向かい、パラディーのの丘沿いに歩いていくと真実の口がある。ローマの休日みたいに、ぱっと入れるわけではなく、行列ができているので、少なくとも20~30分待つ必要がある。人がいて写真を撮影してくれるが、自分でゆっくり写真を撮っている暇はないので、待っている間にポーズを考えておきたい。

パンテオン(万神殿)

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ローマはのちにキリスト教を公認し、現在のヨーロッパがキリスト教圏であることの礎を築くことになるが、当初ローマ人はギリシャ神話で有名なギリシア時同様多神教であり、ローマの神々を祭るための神殿がパンテオン。こちらも世界最古の建物の一つだとか。現在は、ローマ帝国亡き後、長きにわたって分裂していたイタリアを統一に導いた初代イタリア王国国王のヴィットーリオ・エマヌエーレ2世もその偉業を讃えて祭られている。


真実の口からパンテオンまでテベレ川を渡って歩いたのだが、ローマは本当に油断をすると芸術的な建物に出くわし、写真を撮りたくなってしまうので、気をつけないと思った以上に移動に時間がかかる。なんかのコマーシャルじゃなけども、ご移動は計画的に。




パンテオン周辺はレストランも多くディナーを楽しむにはちょうど良い場所なので、夜訪れるのもお勧めだ。


サンピエトロ大聖堂

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世界最小の国バチカン市国にある、キリスト教カトリックの総本山。その名の由来となった聖ペテロのお墓の上に建てられたバジリカを期限として改築されて現在に至る。

世界中から信者が集まるということで、いつも行列ができていることで有名だが、朝9時前に訪れたので行列はまだできておらず、スムーズに中に入ることができた。そのスケールと、最高の美術の粋をこらした装飾や聖書やキリスト教をモチーフとした絵画は、圧倒的で、感動的で、ただただ息をのむばかりである。まさにbreathtakingとかmindblowingという形容詞があてはまるのかもしれない。

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クーポラ

2種類のチケットがあり、7ユーロ余計に払えば途中までエレベータで上がることができる。自力で全て上がろうとしたが、意外にきつく、窓もない螺旋階段で特に見どころはないので、キャッシュ不足でない限り、チケットは高い方をお勧めする。

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バチカン博物館とシスティーナ礼拝堂も近くにあるので、是非訪れたかったが、日曜日は閉館しているので、最後の審判が見れず本当に残念だった。とはいえ、全部行こうとするとまるまる一日余裕でかかるので、どれくらい時間をここで使うか迷うところだ。


スペイン広場

かのローマの休日で有名なスペイン広場でアイスをかって広場を眺めながらゆっくりしたかったが、 運の悪いことに現在工事中。市政府が資金不足のため、宝飾品の高級ブランドのブルガリが資金提供をしているのだそう。しかたないので、近くにあるブランドショップ街で散財してしまった。ショッピングに関して言えば、イタリアブランドはVATの還元も合わせるとかなり、軽く10%以上安くなるのでプラダとかグッチとかが好きな人は絶対現地で購入すべきだ。なお、購入する際のクレジットカードの為替の話はこちらの記事にまとめた。



トレビの泉

肩越しにコインを投げると願いが叶うともまたローマを訪れる機会があるとも言われるトレビの泉。事前情報では改修工事中とのことだったが、2016年3月時点ですでに工事は終了していた。思ったよりも泉は大きく、そして後ろに控える建築物の彫刻も迫力があり荘厳で美しい。コインを投げる人は意外に少なく、自撮棒でセルフィーしている人の方が圧倒的に多かった。


A09 地球の歩き方 イタリア 2016~2017

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まっぷる イタリア (まっぷるマガジン)

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