一鳴驚人日記

外資系企業でM&A関係の仕事をしている若僧のブログ。キャリアや時事ネタに関してその時々に感じたことを書いていきます。

海外での買い物で注意したいクレジットカードの為替レート

4月ももう半ばを過ぎてもうすぐゴールデンウィーク。折角まとまった休みが取れる機会に海外旅行を計画している人も多いことだろう。そこで今回は海外旅行ネタを書くことにする。


先日イタリアに旅行に行った際、気合いを入れて(?)買いすぎたせいか、普段使用しているクレジットカードが限度額を超えてしまった。大きな買い物をする場合には、事前のカード会社に電話しておけば、限度額を一時的に引き上げてもらえることが多いし、限度額を超えてしまった場合でもその場で電話すれば限度額を調節できる。(もちろん、個人のクレジットヒストリーや年収次第だが)事前申請もしていなかったし、その場で電話することも面倒だったため、別のクレジットカードを使用してショッピングを続けた。


最近になって請求があり2枚のカードを比べてみると、どうも適用されている為替レートが結構違う気がして、調べてみたら本当に全然違うので驚いてしまった。VISAとMasterCardブランドのカードを使用していたが、ユーロ・円のレートをレシートと請求金額で逆算すると、VISAは125円台、MasterCardは123円台であった(!)私はVISA、MasterCardの加えて、American Express、JCBブランドのカードも持っているが、クレジットカードなんてブランドに関わらず為替レートに大した差はないだろうと甘く見ていたが、これほど差があるのであれば、調べないわけにはいかない。


ポイント還元などを気にするのであれば、還元率が1%変わることは大きな違いであることには誰しも同意するところだと思うが、適用レートがこれだけ異なる可能性があると、ポイント還元が吹っ飛んでしまいかねない。

適用為替レートの調べ方

調べ方は意外に簡単で、それぞれその日の適用レートを公表している。この基準レートに対して、VISA/MasterCardでは約1.63%、JCBでは約1.6%の為替事務手数料がかかる。(為替事務手数料は同じブランドでもカード発行会社によっても差があるので、詳細はカード発行会社で調べる必要があるが、ここでは適用されているケースが多い1.63%としている)

複数のカードを保有している人は、レートを事前に調べてから使うとよいだろう。(VISA/MasterCardは英語)

Visa USA | ExchangeRateComp

Welcome to MasterCard's Currency Conversion Tool| MasterCard®

www.jcb.jp


比較してみると

USD - JPY (4月15日現在)

VISA:109.56
Master:108.59
JCB:109.76

USD - JPY (4月8日現在)

VISA:109.88
Master:108.18
JCB:‐(過去のレートは調べられないようです)


ここではMasterCardがお得のように見えるが、レートは毎日変動するので必ずそうとも言い切れない。それを検証するにはサンプル数が足りない。なお、上記のレートは購入データがカード会社の決済センターに届き実際に外貨に交換する時のレートであり、適用されるのは自分が購入した日のレートではなくこちらのレートである。両者には多少のタイムラグがあることは、留意したい。

必ずしも常に得なカードがあるわけではないからこそ、ゴールデンウィークで海外旅行する際には是非買い物する前には上記リンク先でその日の適用レートを比較してみるとよいだろう。