一鳴驚人日記

外資系企業でM&A関係の仕事をしている若僧のブログ。キャリアや時事ネタに関してその時々に感じたことを書いていきます。

セブ旅行〜Shangri-la〜

日本から飛行機で約5時間、フィリピン最古かつ第二の都市であり、白い砂浜と青い海、スキューバダイビングなどのマリンスポーツを楽しむリゾート地として人気のセブ島


バニラなどのLCCも就航していて格安で、時差ボケなく(時差は日本プラス1時間で、)遊べるのがうれしい。今回は乾季の終わりに、シャングリ・ラ マクタン リゾート&スパ セブに滞在してきたので、その思い出を。


セブ島は縦に細長い形をしており、セブ国際空港は東北の島に位置している。シャングリラホテルは、空港と同じ島の車で20分ほどの海岸沿いに位置しており、ダウンタウンは本島にあり、シャングリラからダウンタウンに向かうには橋を渡る必要がある。


シャングリラにはビーチ、プール、スパ、ジム、マリンスポーツセンター、いくつものレストランがあり、基本的にホテルですべて完結している。特に歴史に興味がなければ、ダウンタウンに行く必要は基本的にない。シャングリラはビーチに面しており、敷地内にはインフィニティプールやホテル滞在者のみのプライベートビーチなどがある。


1. マリンスポーツ
2. スパ
3. レストラン
4. セブダウンタウン

1. マリンスポーツ

セブにはいくつかマリンスポーツを提供しているエージェンシーがあるが、そのうちScotty's はシャングリラの敷地内にあり、日本語対応もバッチリだ。

水上バイク
自動車免許不要で乗れる。MAX100キロ出るらしく、すごいスピードでかっ飛ばしているカップルもいた。初心者でもすぐに慣れて30キロくらいは出せるようになる。波があるとホップするのでよりスリルになる。


キューバダイビング
いきなり海で教えるコースと、プールでレッスンしてから海に潜る2種類のコースが用意されている。前者は5,000、後者は7,500。

所要時間はコースによって2-3時間。潜水の深さは12メートルまで。日本語と英語のコースがあるが、私は英語のコースを受講。インストラクターはフレンドリーかつ優しい英語で教えてくれるので、英語に自信がなくても初心者でも心配無用。ただ、待ち時間の間に日本語のインストラクターの説明が聞こえて、暇だったので聞いていたところ、日本語のコースの方がより詳しく説明をしていた気がする。


私は人生初スキューバダイビングなので、まずはプールで練習。呼吸法やハンドサイン、困った時の対応をそれぞれインストラクターが説明して、やって見せて、自分でやって、QAというサイクル。スターウォーズダースベーダー卿の効果音がスキューバの音だったのは知らなかった。


その後ボートで少し沖に移動して潜水開始。最初は呼吸と水深のコントロールに集中していたせいかあまり景色のことは覚えていないが慣れてきたくらいにサンゴ礁や魚の群れが現れて(見る余裕が生まれて?)、ちょっと感動。


海底は全体がサンゴ礁やイソギンチャクなどで覆われているわけではなく、色とりどりというよりは赤っぽい色のものが多かったが、色々な色や形、模様のトロピカルな雰囲気の魚が群れを成したり、サンゴ礁の中を出入りしていてテレビや水族館でしかみたことのない風景を間近で、同じ水の中で見ることができるのは良かった。


ただ、きっともっとキレイな海もあるに違いないので、今後もダイビングは続けたい。3日で初級のライセンスを取得するコースも提供していて500USDくらいで提供しているとのこと。

2. スパ

シャングリラの特色は、中国の東洋医学や武術でも重視される氣を取り入れたマッサージだが、他にも様々なコースがある。メインロビーの脇にスパ専用の予約カウンターがあり、そこで相談するといろいろ説明してもらえる


せっかくフィリピンにきたので、バナナの葉っぱとココナッツオイルを使ったフィリピン伝統のマッサージをしてもらうことに。スパエリアはエキゾチックな雰囲気が漂うヴィラが集まったような場所にある。マッサージは冷房完備の個室で行われる。スパ内にはサウナやジャグジーのプールもあり、早めに行ってそうした設備を堪能して時間になるのを待つこともできる。


キレイな女性が施術してくれ、気持ちよすぎて夢の世界と現実世界の狭間を漂っている気分になる。フィリピン伝統のマッサージはアクロバティックなことをやるでもなく、程よい指圧だったが、バナナの葉っぱはなかなかおもしろかった。

3. レストラン

イタリア、インターナショナルビュッフェ、広東料理、フィリピンビュッフェ、シーフードの5つのレストランの他にラウンジやバーがいくつかある。


朝食は2箇所で、個人的にはTideが広々としつつ料理の種類も豊富でオススメ。ただ、フルーツの種類はどちらも意外に少なめ。また、アクアの場合は外で食べると虫が寄ってくるので、室内がベター。


初日の夜はシーフードレストラン。シーフード好きならシーフードレストランには絶対に訪れてほしい。海辺にあって雰囲気も良く、シーフード盛り合わせは、エビがぷりっぷりで、魚も酸味と塩気がちょうど良い塩梅で地元サンミゲルのビールと一緒にいただくととても美味しい。


2日目のフィリピンビュッフェはパフォーマンスつき。豚を丸焼きにした料理がうまかった。実はインターナショナルビュッフェでも提供されているのだが、ずっと火に通してあるこちらの方があったかく皮も北京ダックよろしくパリパリで美味だった。飲み物はワンドリンク無料で、アルコールはビールかワイン。テーブルに置いてあるサンミゲルはなんと500PHP。


パフォーマンスは民族衣裳を纏った人々が踊りや火を振り回すパフォーマンスで盛り上がっていた。最後に記念撮影タイムがあり、多くの子供達が大喜びで長蛇の列を作っていた。


最終日の夜はインターナショナルビュッフェ。広東料理と迷ったが、広東料理はあまりに客が少なくもはや貸切状態で少し寂しい気がしたので、インターナショナルビュッフェに。あの値段では閑古鳥が鳴くのも無理ないか。


インターナショナルビュッフェは、各国の料理が所狭しと並んでおり、誰が行っても満足できるに違いない。お寿司もあり種類は少なかったが、サーモンもマグロの赤身も新鮮で近所のマイバスケットで買う刺身よりも全然美味しかった。

おすすめは、大きなハマグリとソフトシェルクラブとスイーツ。ハマグリは品切れになる可能性があるので、早めに行く必要あり。途中でスタッフが曲に合わせて踊り出し、客も一緒に踊っていて楽しかった。客の中にはスタッフ以上にうまい人もいて笑った。

4. セブダウンタウン

ダウンタウンへのツアーもシャングリラで申し込むことができ、それほど込んでいないので、日本で事前に申し込まなくても心配ない。シャングリラがある島とダウンタウン両方を回る1日かかるツアーとダウンタウンのみの4時間程のツアーがある。


ダウンタウンへは通常であれば車で40分ほどだが渋滞したので1時間半かかった。ということで午後の時間はおすすめしない。


まずは道教寺院。道教の寺院はいかにも金持ちが作ったような派手な仕様で華僑が多く住む裕福な丘陵地帯にある。東南アジアでは華僑が経済を牛耳っていると中学生の時に習った記憶があるが、フィリピンも例外ではないようで、華僑の経済力がよくわかる。これだけ他の観光スポットと離れているので、もしツアー参加者が自分たちのみで、早めにツアーを切り上げたい場合はこれを切るのが良いだろう。

寺院は丘の上にあり、市街地を見下ろすことができる。



次はセブ最古の建物の一つ。木造2階建の建物はいかにも巡り巡る季節の中で灼けるような日差しや荒れ狂う台風が形作った天然の彫刻を感じさせる佇まいだ。


中に一歩踏み入れるとまずは神々しい衣裳をまとった綺麗な女性が入り口で出迎えてくれる。

屋敷の主人は中国系だが、中はキリスト教まつわる絵画や調度品が並んでおり、中世ヨーロッパの屋敷と見紛うような雰囲気だ。


次は要塞。三角形の要塞はもともとは街を背にして2面を海に囲まれた形であったが、今は埋め立てによって残念ながら海に面していない。スペイン統治後は、米軍基地や学校、植物園などさまざまな目的で使用されたとのこと。実際今も緑に覆われていて植物園として使用されていたのも頷ける。


最後にマゼランクロスと教会。歴史を紐解けばセブはその船団が史上初めて世界一周を達成したマゼランの一行がフィリピンに上陸した地であり、スペインの領有を宣言するためにマゼランクロスが建てられた。


その後フィリピンはスペイン統治下でキリスト教化され、現在でも国民の大部分がキリスト教徒である。東南アジアでキリスト教徒が大多数を占めるのはフィリピンだけだ。


マゼランクロスは木で作られており、現存するものが当時のものかは定かではないらしい。マゼランクロスの台座の周りにはロウソクが大量に並べられており、ロウソクを売りに来る人たちがいる。ロウソクを買うと祈祷をしてもらえる。


マリンスポーツもして、リラックスもして、現地の歴史や文化にも触れられたのでとても満足した旅だった。セブでは、他にもジンベエザメがいる海域でシュノーケリングやスキューバダイビングしたりというのも有名なアクティビティなので、次回行く時は是非調整したい。何もしなくとも白い砂浜で蒼い海を眺めているのも悪くないなと思う、そんなセブでした。


最後にホテルの花たちの写真を少々。

D27 地球の歩き方 フィリピン マニラ セブ 2017~2018

D27 地球の歩き方 フィリピン マニラ セブ 2017~2018

セブ ドライマンゴー 200g

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るるぶフィリピン セブ島・マニラ (るるぶ情報版海外)

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