たまたまネットでこんな話を見かけたので、今回は外資系金融がはたしてモテるのかについて書くことにする。外資系金融はモテるという印象を持っている人は少なくないように思う。自分もそういう趣旨の質問を友達から受けることが、ままある。
外資系金融というと、
- ボーナスたくさんもらっていそう
- 英語を駆使して、外人と渡り合っていそうでスマートな感じがする
- 転職でキャリアアップというような話も聞くし、将来性がありそう
というイメージがあるようなので、そうなのかもしれない。
以下は、IBに限った話だが、自分の経験や先輩、同僚の話を聞く限り、「外資系金融だから、モテる」ということは特段ない。
結局、モテている人は、学生時代や前職時代からモテていて、外資系金融で働き始めてから急にモテ始めたわけではないようだ。要するに職業ではなく、本人の魅力次第なのだ。
実際、投資銀行よりも大手商社の方が、ブランド力がある。モルガンスタンレーを知らない人でも、三菱商事は確実に知っている。結局一般人にとって、GSはガソリンスタンドで、MSはマイクロソフトなのだ。さらに、外資系金融がリーマンショックでリストラの嵐だった時に商社がわが春を覆うかしていたということも多少影響があるだろう。
また、トレーダーだとわかりやすくていいかもしれないが、IBなんてものは普通の人にわかるように説明するのもなかなか難しいし、そもそもIBがどんな仕事をしているか興味がある人も少ない。
加えて、IBにでも入ろうものなら、遊びに行く時間も自由に取れない。(引用したリンク先では、遊ぶ時間は割とありそうなので、IBではないかもしれない。トレーダーなどはもっと時間的制約が少ない)
外資系金融(IB)に就職したら、モテそうというイメージは捨てよう。そんなことはない。