一鳴驚人日記

外資系企業でM&A関係の仕事をしている若僧のブログ。キャリアや時事ネタに関してその時々に感じたことを書いていきます。

面接でうまくふるまう方法

 

私は面接ではあまり緊張しないほうだと思う。全く緊張しないわけではないが、頭が真っ白になって自分が話したいと思ったことを忘れた経験もないし、面接ではわりと落ち着いて受け答えができる方だ。どうしたら、緊張せずに堂々と面接ができるのか、尋ねられたことがあるので、自分の就活や転職活動の経験を振り返ってみた。結論から言うと、以下の3点がポイントになると思っている。

  1. 準備
  2. 慣れ
  3. 「自分が選ぶ」という意識

 

1.準備

面接を受けるすべての人がこれぐらいはやっていると思うが、想定される全ての質問に自分なりの答えを用意する。面接対策問題集を2冊くらい買って、全ての質問に答えを用意すれば、80%くらいの質問は想定通り。ただし、あくまで自分の言葉で表現する。テンプレートそのままでは伝わらない。

 
2.慣れ
全ての答えを準備することは現実的ではないし、そこで頑張る必要もない。では想定外の質問はどう対処するのかというと、場数を踏むことで対処する。面接官が突飛な質問をする目的は、「正しい答え」を得られるかではなく、想定外の質問への対応をみることであり、内容は正直どうでもいいのだ。落ち着いていられるのか、どのように考えるのか、そういったところを見たいのだ。そういった状況で落ち着いて対処するにはやはりそういう状況を多く経験する以外にない。
 
3.「自分が選ぶ」という意識
面接では自分が企業側に選ばれる立場にあるが、一方で自分も企業を選ぶ立場にあることを私は常に意識していた。そうすると、「選考を受けている」とだけ意識する場合よりもずっと緊張の度合いは低くなるように感じた。そのほうが心に余裕というかゆとりができた。面接官をしてみるとわかるが、必死な人よりも余裕があるように見える人の方が、面接においては好印象だ。「自分も選んでいる」という意識が、結局自分のふるまいを通じて、自分の印象にも影響を与えるのだと思う。
 
また、自分が選ぶ立場にあるからこそ、その企業のこと、例えば、その企業ではどのような経験ができるのか、面接官はどういった経験をしてきたのか、どのような点がウリなのかといったことを知りたい(或いは知る必要がある)と思うことができ、面接の最後にあるような、質問タイムで質問を考えることに窮することもなかった。
 
面接では当然話す内容も重要だが、ふるまいという点では、とりあえず1~3を実践してみるだけでもわりとうまくいくはず。
 

 

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