前回ジョブやインターン(以下「ジョブ」)に臨むにあたっての目標を書いてみた。
今回は自分をアピールするという点に絞って自分の考えを書いてみたいと思う。(投資銀行IB編。ただし、それなりに普遍に他の業界にも応用できることはあると思う。)
大抵の学生は指示されたとおりのことができない。従って、まずは指示に忠実に作業をすることが重要だと心得よう。ただしミスをしないようにと考えすぎて、必要以上にビビると、指示を出すほうが心配になってしまいその時点で印象は悪くなる。あくまで、臆病になるのではなく慎重になること。
その上で以下の4点が重要だと思う。
- 指示されたに対してイメージどおりのアウトプットを返すことができる
- 他の人が作業しやすいように作業ができる
- 考えて行動しており、自分の行動を説明できる
- 数字を間違えない
<指示されたに対してイメージどおりのアウトプットを返すことができる>
当たり前のことのように思えるが意外と難しいのではないかと思う。出来上がりのイメージをまず見せてもらうのが良いかもしれない。ここで気をつけるべき点は、言われたとおりに忠実にだ。自分が面倒見たジョブ学生で、アピールしようとしているのかわからないが色々と独自色を出そうとしていた人がいたが、依頼したとおりにやってくれるのが一番いい。チーム作業なので、依頼通りのアウトプットが出てこないと結局依頼者が自分でやるハメになるので、自由にやっていいと言われた時以外は言われたとおりにを肝に銘じよう。それから、考えもせずに何でも質問する人は、賢くないという評価になるが、わからないのに質問しない人はもっとダメだ。学生なので、基本聞けば丁寧に教えてくれるはずなので、わからないことはしっかり整理した上で質問し、間違っても一人で悩んで結果タイムアップでしょぼいアウトプットを出すことがないようにしたい。
<他の人が作業しやすいように作業ができる>
先ほどチーム作業と書いたが、仕事において一人でできることは基本的に無いので、非常に重要。投資銀行だと、エクセルワークやパワポづくりをお願いされることが多いと思われるが、使用したデータはソースを明記して保存することと、他の人が正しいかどうか検証しやすいフォーマットにすることに気をつけよう。エクセルを綺麗に作るのは趣味とかの問題ではなく、他の人が見やすい、間違いがいをみつけやすいという理由があるからなのだ。これができるだけで、結構印象が違う。
<考えて行動しており、自分の行動を説明できる>
社員とご飯を食べているなどは別に良いが、作業を任された時に考えて行動することは重要だ。常になぜ自分はそれをしているのか、したのかを意識したい。それには2つのメリットがある。ひとつは、たとえ間違ったことをしても理由がはっきりしていれば、次回は同じ間違いを回避できる可能性が高いこと。もう一つは、その考えがよっぽどおかしい場合を除いて(その場合は頭が悪いと思われるが...)、決して適当にやっているのではなく、やる気はあるということを示すことができる。やる気があって考える週間があると、社員にとっても教え甲斐があり、期待してくれる可能性が高まる。
<数字を間違えない>
投資銀行は金融・財務関連の業務で食べているので、数字に強いことは賞賛される反面、数字に弱いことは大きなディスアドバンテージだ。そしてたとえ単純なミスでも数字が間違っていることは忌み嫌われる。なので、常に見直しを心がけましょう。それだけで随分ミスは減らせる。
以上に挙げた4点に気をつけることができれば、高評価が得られると思う。思う存分ジョブという機会を活かしてほしいものだ。
図解入門ビジネス 最新投資銀行の基本と仕組みがよーくわかる本 (How‐nual Business Guide Book)
- 作者: 野澤澄人
- 出版社/メーカー: 秀和システム
- 発売日: 2008/01
- メディア: 単行本
- 購入: 3人 クリック: 42回
- この商品を含むブログ (4件) を見る