最近リクルートスーツに身を包んだ学生をよく見かけるようになってた。いよいよ就活シーズン到来で、外資系金融やコンサルはインターンだのジョブだのと職場に入り込んで実際に仕事を体験する機会が提供されている時期だ。
自分は採用されるためのジョブ(以下インターンもジョブも併せて「ジョブ」という)は経験したことがなく、とある投資銀行のIBで採用された後に職場に慣れるためのジョブ(いわゆる内定者インターンや内定者アルバイトと呼ばれるもの)やジョブに来る学生の面倒を見るという形でジョブに関わったことしかないが、たまたま就活生からジョブに臨むので何かアドバイスはないかと求められたので、自分の経験から感じたことを中心にまとめてみた。
個人的に何をするにしてもまず目的があり、それに合わせて何をするか、どのようにするかが決まると思っている。目的を明確にしないまま、どのように行動するのかを考えるのは、ゴールがわからないのにとりあえずスタートを切るマラソンのようなものだ。なので、ジョブに関してもまず目的を意識する。
ジョブの目的は3つあると思われる。
- 仕事・職場について知る
- 自分をアピールする
- 就活仲間をつくる
就活生と話すと往々にして2のみ意識していることが多いが、1や3も重要だと思う。特に外銀やコンサルは好きな人にはたまらないが、好きでもないのによくわからないまま入ってしまうと100%後悔する職種なので、ジョブではしっかりと、やること、求められる能力、将来共に働くことになる人間を理解したい。
3については、就活に関する情報や、就職してからの人脈にも関係してくる。投資銀行やコンサルは併願している人も多く、求められる能力も似ている為に、面接の最終局面になると見かけたような人と何度も会うようになる。そうして得た面識は、狭い業界だけに仕事を始めてからも続けることで、転職や案件のカンターパーティとなったときに活きる。
就活生にとって最も気になるのは、2の自分をアピールするだろう。自分をどうやってアピールすればいいのか?
これを考えるには、自分が採用側になったらどのような学生を採りたいか考えるのがいいと思う。仕事の経験がないからわからないというのはもっともだ。しかし、アルバイトや学生団体、サークルの経験者は多いだろう。そうしたなかで、一緒に何か作業をする際にどういった人は作業がしやすかったか。自分が誰か作業をする人を選べるとしたらどういう人を選びたいかを考えよう。
自分がともに働きたいと思っている人こそ、就活において採用する側の人間が採用したい種類の人間であり、それを考えることでジョブで「私はこういう人だ」とアピールするべき点もわかってくるはずである。
次は私が考える就活生がアピールすべき点を書くことにしよう。
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