10の魅力的才能を持つサヴァン症候群の人々 : カラパイア
ここで紹介されている才能が魅力的かどうかはさておき、彼ら・彼女らが天才的な能力を持っていることは確かだ。
昔から個人的に以下のような考えを持っていた。
人間の「能力」を合計すると誰もが同じになる
ここでいう「能力」とは、数学や文学や「仕事ができる」などのいかにも役に立ちそうなものだけでなく、例えば性格とか寿命とかそういったものまで含める。数式にすると例えば以下のような感じだろうか。(ここでは分け方は重要ではない)
人間の「能力」= 生産能力 + 社会的能力 + 生命力 + α
例を挙げよう。例えば、著名な作曲家の多くは非常に短命だ。たとえばモーツァルトは35歳で死んでいる。彼の場合は、作曲家としての能力(=生産能力)が常人より大きい分、生命力が小さかったのだろう。また、ベートーベンは非常に気難しい人だったと言われているが、その場合は作曲家としての能力(=生産能力)が常人より大きい分、社会的能力が小さかったと解釈できる。
仕事でも「仕事はすごくできる」が偏屈で近寄りがたい人はどの会社にもいると思う。まれに仕事もできて、性格もよくて、さらにイケメンというような「完璧人間」にも出会うが、それはまた見えないところで何か不足している部分があるのだと思う。外からは見えないだけで。
結局のところ、他人と比べて秀でていることもあれば、劣っていることもあって、でもトータルで見れば人間は結構平等に創られている。他人を羨ましがったり、時には妬むことも、自分が劣っていることを嘆くこともあるかもしれないけど、「トータルでは同じ」と考えれば、「自分が他の人より優れていることも必ずあるわけだし、それをさらに伸ばしていけばいい。」そう思えるようになるきがする。
伝記 世界の作曲家(3)モーツァルト―オーストリアが生んだ古典派の天才作曲家
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