一鳴驚人日記

外資系企業でM&A関係の仕事をしている若僧のブログ。キャリアや時事ネタに関してその時々に感じたことを書いていきます。

新興企業という選択肢

ソーシャルゲーム企業の採用担当の方と話をする機会があったので、聞いたことを備忘録的に書いておく。

 

まず、国内のソーシャルゲーム市場は今後伸び悩むだろうと見ており、業界での地位を維持すること及び収益の柱となる新規事業及び海外市場を開拓することが急務とのこと。そのための人材を積極的に探しているらしい。

 

求める人材は

 

1)分析に強いだけでなく、自らの意思決定を行い、責任を以って提案を行える人

2)  外国との文化的な差異も含めて理解し、海外事業との橋渡しを行える人

 

とのこと。

 

求める人物像が明確で、人事担当の方も話していて非常に論理的かつ引き出しが多そうな人だったので、こういう方ばかりなら今後も期待できる会社だなという印象をもった。

 

ビジネスに関して言えば、モバイルゲームはFFやドラクエなどの伝統的なゲームと異なり、発売して売れなかったら大損という一か八かのビジネスではなく、継続的にデータを計測して分析したものを踏まえて改良を加えることができる分ビジネス自体は安定していて、企画と同様に分析を担当する人も多く必要とするビジネスである。そういう意味ではゲームに興味のない人でも、分析や問題解決が好きな人は向いている。

 

また会社にニーズや個人の能力に応じて様々な部署を回ることが有り、人事担当者自身も大手企業とのコラボの責任者や出向先の取締役やら、事業部長を経て採用担当になっているらしいが、それでも30ちょい!

 

話を聞いているといろいろなことに挑戦できそうで、面白そうだと思った。自分は同じ手法・機能を様々な業界に応用すること経験できるという点が好きで今の仕事をしているが、某社では同じ事業(異なる事業の場合もあるが)に関して様々な手法・機能(人事、企画、財務、M&Aなど)を経験できるのもいいなと。

 

ちなみに評価制度は役職はあくまで役割に過ぎず、待遇は別にグレードというものさしによって決まっているとのこと。グレードは各職種(エンジニア、営業、人事など)ごとのそれぞれのタスクの難易度によって異なり、それに応じて給与などが決まるらしい。場合によってはチームリーダーよりメンバーの方が給料が高いことも有り、それによってメンバーがリーダーに媚をうったりという不要なエネルギーの使い方をする必要がなくなり、無能な人が上司になることもないんだとか。

 

話してていろいろ評価してもらえたけども、M&A関連の経験やスキルは特に評価してもらえていなかったようなのがちょっと悔しいので、もっと精進しようと思った今日このごろ。