一鳴驚人日記

外資系企業でM&A関係の仕事をしている若僧のブログ。キャリアや時事ネタに関してその時々に感じたことを書いていきます。

Facebookが「廃れる」 = 「インフラ化」

加速するフェイスブック離れ その理由が明らかに:米シンクタンク調べ - IRORIO(イロリオ)

「友達が増えすぎて、自分の情報が親に漏れるのが心配」、「大人が増えてクールじゃなくなった」云々。これらはどれもFacebookが普及した故に発生した問題だ。

 

一般的に考えても、最初は同じ団体や仲のいい人同士でつながっていたのが、いつの間にか出会う人全てがfacebookをするようになると、そんなに仲良くない人もいると言いづらいことも出てくるし、そんなに関心が無いポストも増えてしまう。

 

若者に限って言えば、若いほうが新しもの好きであるのに加え、10代だと特に親と違ったものがいいという心理も働くので、若者が他のSNSに目移りするのは自然な成り行きだろう。それはファッションの流行みたいなものだ。

 

しかし、一方で誰もがやっているFacebookはインフラになっている。初対面の人でもFacebookをやっていることが多いので、たまたま携帯を忘れても名前さえ知っていれば後でその人とつながることができる。メールアドレスを知らなくてもメッセージが送れる(相手が滅多に見ないと、意味が無いが)。こういった点はすごく便利だ。むしろFacebookをやっていない人は連絡がとりづらく感じてしまう。

 

余談だが、米国留学中は「Facebookで繋がりたいから、名前のスペルを教えてくれ」といって、聞き取れない人の名前を覚えるようにしていた。こうすることで、珍しい名前や発音が不明瞭すぎてわけわからないやつに何度も訊き返して嫌な顔をされることなく、しっかり名前を覚えられる。

 

もはや「新しく」て「クール」な何かではなく、「いつもの」「ありふれた」ものになったのだ。

 

10代の学生みたいに四六時中SNSに滞在するという使い方は割合として減少していくのだろうが、サービス自体を利用する人は今後も増えていくんじゃなかろうか。Facebook自体のマネタイズ的な観点からどうかと考えると、滞在時間が減り、若者の割合が減るのはイシューなのかもしれんが。 まぁ親しい人限定のSNSがあるくらいだから。人が多すぎるのも問題なのかもね。