一鳴驚人日記

外資系企業でM&A関係の仕事をしている若僧のブログ。キャリアや時事ネタに関してその時々に感じたことを書いていきます。

飲食店の支払いでしっかりレシートを確認していますか?

私は飲食店で支払いをする際、余程大きな違和感がない限りレシートを確認せず言われた金額を支払う。さすがに、30%くらい自分が想像している金額と差があれば、確かめようとするが、そんなことは滅多にない。私と同じような支払い方をする人は多いのではないか思う。


しかし、今後は、デートの時は除いて(笑)、支払いの際に毎回しっかりレシートを確認しようと考えている。というのも、確認をしないことが原因で損をする可能性が小さくないからだ。


実は、私はこの2ヶ月で立て続けに3回も、飲食店で結果的に過剰に代金を請求されるということに遭遇した。


最初の一回は、友人と言った有楽町にあるガード下の大衆酒場のような場所で飲んでいた時のことである。注文していないお酒がテーブルに運ばれてきて、注文していないので下げてもらったところ、しばらくして「やっぱり注文していますよね?」といってそのお酒をおいていこうとするので、再度断った。会計を済ませた後に、ふざけて友人にレシートを押し付けたら、なんとなくレシートを眺めた友人が、注文していないと断ったはずのお酒代が会計に含まれていることに気づいたのだ。


二回目は、月島で焼き肉を食べていた。最初にいくつか注文したがお店の人が足りなかったのか、それぞれの料理が運ばれてくるまでに結構時間がかかっていた。ラストオーダーも終わってデザートも食べ終わった頃に、お会計をしてレシートを見ると、確かに注文したが、結局テーブルに運ばれてこなかった料理が二品ちゃっかり代金に含まれていた。料理が運ばれてくるあまでの時間が長かったので、満腹になるにつれて自分たちも忘れていたし、お店の人もきっと忘れていたのだろう。しかし、結果的には過剰請求だ。料理がきていないことを告げ、会計から外してもらった。


最後は先週末新橋のとあるチェーン店で夕食を食べた時のことだ。たまたまコースと単品のどちらで注文するほうがコスパが良いかという話をしていたので、請求される代金にたいしてイメージはもっていた。クレジット払いを使用として合計金額を見ると、1~2割高い気がしたので、レシートを見せてもらったところ、注文していないお酒が複数含まれていた。レシートを確認しなければ何事も無く過剰請求されているところだった。


遭遇した3つのケースは、単純ミスであるかどうか等いろいろ議論の余地があると思うが、今まで自分が気づいていなかっただけで、(意図的であるか否かにかかわらず結果として)飲食代の過剰請求は実は頻繁に行われていることなのではないかと思い、一緒に夕食を食べていた友人にそのことを話した。


すると、その友人が以前アルバイトをしていた飲食店では、意図的に頻繁に注文の水増しによる代金の過剰請求がされていたという。友人がアルバイトをしていたお店は3階建てで、3階は宴会用の個室がいくつもあったが、店長自ら(!)お酒をたくさん注文している団体には、注文数を管理しているフロアスタッフに適当に水増しするように指示していた。代金の支払いは1階で行われているが、請求は3階のフロアスタッフからの伝票に従って行われており、レジスタッフは当然のごとく過剰となっている代金を請求するとのことだ。


水増しする人と請求する人をあえて分けることで、罪悪感や実は悪いことをしていることからボロが出ることに対策を講じているという極めて巧妙で悪質なやり方だ。また、請求される客の方はたくさん飲んでしまっているので、コース注文で金額があらかじめ確定していない限りは、注文を正確には把握・記憶することは難しいという点も利用している。


これは本当に少数の極端な例かもしれないが、実際に自分の周りや自分含めて被害がでている、被害を目撃しているので、面倒でもさすがにレシートは確認しないといけないと考えを改めた。みなさんもたまにはレシートをチェックしてみましょう。ただ眺めるだけでも、何か異変に気づいて、理不尽な支払いを回避できるかもしれませんよ。