一鳴驚人日記

外資系企業でM&A関係の仕事をしている若僧のブログ。キャリアや時事ネタに関してその時々に感じたことを書いていきます。

M&A

投資銀行でも無視できない過労死問題

最近電通で東大卒の若手女性社員が自殺して労災されたことが話題になって、それを機に電通や広告業界の長時間労働体質や労働環境がハイライトされている。 kabumatome.doorblog.jp m.newspicks.com togetter.com M&Aアドバイザリーの業界、具体的には投資銀…

M&Aのプロをただ雇っても、M&Aはうまくいかない

M&A

M&Aを促進するために担当者を雇ったにも関わらず逆に停滞させてしまった話。

【類似株価倍率法】EBITDARマルチプルによる評価

バリュエーションで頻繁に用いられる類似株価倍率法の手法の一つであるEBITDAR倍率について記載しております。

M&Aにおける雇用保証

M&A

M&Aで論点になることのある買収後の雇用保証という論点に関して考察をしています。

アドバイザーはクライアントの気持ちに寄り添えるかが大事

M&A

自分の仕事を通して学んだアドバイザーにとって大切なことを書きました。

M&Aのフィナンシャルアドバイザー(FA)って何しているの?~交渉編~

M&Aの財務アドバイザーの重要な仕事に交渉があります。このことはクライアントを含めて業界外の人に認識されていない場面もあると感じているので、FAをが行う交渉について書いています。

M&Aのフィナンシャルアドバイザー(FA)って何しているの?~バリュエーション編~

M&Aにおける財務アドバイザーの主要な仕事の一つであるバリュエーション業務について紹介しています。

M&Aのフィナンシャルアドバイザー(FA)って何しているの?~オリジネーション編~

M&AのFA(財務アドバイザー)の重要な仕事の一つであるオリジネーションについて記載しています。

フィナンシャルアドバイザー(FA)って何しているの?~FAの仕事の内容~

M&AのFA(財務アドバイザー)の仕事内容についてまとめています。

M&Aバンカーって何してるの?~M&Aプロフェッショナルの一日~

一般にはあまり知られていない、M&Aに携わるプロフェッショナルのうち、特にフィナンシャルアドバイザーを担当する投資銀行IBやM&Aコンサルタントなど仕事を、一日を具体例にして書いてみました。

M&Aにおける純資産法による評価の罠~純資産を価値評価に用いる際に気をつけるべき3つのこと~

M&A

装置産業などのいわゆる重厚長大型のビジネスを営んでいるクライアントのM&A案件では、しばしばクライアントが買収価格を対象会社の純資産を基準に考えているケースに遭遇することが多い。 対象会社の純資産を価値分析の際の一つの参考にすること自体に問題…

M&Aアドバイザリー業界のルー語30選

日常生活で横文字ばかり使う人は「あの人ルー語だよね」と言われて揶揄されるようだが、外資系の金融やM&A業界では日常会話がまさにルー語になっている(もちろん、ルー大柴のように中学レベルの英語ばかり使うわけではないが)と、ときどき業界で働いていて…

投資銀行IBやM&A業界内定者が読むべき本 3 ~バリュエーション編~

内定者や業界初心者向けが読むべき本について、エクセル関連とリサーチ関連を紹介した。投資銀行IBやM&A業界内定者が読むべき本 1 ~エクセル編~ - 一鳴驚人日記 投資銀行IBやM&A業界内定者が読むべき本 2 ~リサーチ編~ - 一鳴驚人日記 今回は若手にとっての…

投資銀行IBやM&A業界内定者が読むべき本 2 ~リサーチ編~

前回はエクセルワークに役立つ本を紹介したが今回は、投資銀行IBやM&Aアドバイザリーファーム(あわせて以下、「M&A業界」)の業務において、リサーチ(調べ物)をする上で役に立つと思われる本を紹介する。(なお、投資銀行では株式調査部を一般的に「リサ…

投資銀行IBやM&A業界内定者が読むべき本 1 ~エクセル編~

以前投資銀行IBやM&Aアドバイザリーファーム(あわせて以下、「M&A業界」)の内定者向けに入社前に読むべき実務の本を紹介すると書いた。当初は必要な各スキルを一通りカバーすることが可能な本をまとめて紹介することを考えていたが、まず、必要とされる個…

なぜM&Aアドバイザリーはいつも忙しいのか

M&Aアドバイザリー業界で働いていると基本的にいつも忙しい。終電で帰ることが基本だ。案件が忙しい時には深夜にタクシーで帰ることが多くなり、電車の定期は割に合わないので買う機会はない。 仕事の関係上、友人と会う機会も限られてきたり、キャンセルせ…

M&Aにおける価格調整 ~純有利子負債&運転資本~

M&A

企業買収においては買い手が売り手から売却対象会社(以下、ターゲット)を取得するために、ターゲットの所有権である株式に対する対価を支払う。株式の対価最終的には交渉次第であるが、おおまかには理論的には以下によって計算される株式価値を基準として…

セルサイドのDD対応

M&A

最近セルサイドの案件でDD対応の担当をして改めて思うことがいろいろあったので、まとめてみる。 DDの対応は大きく3つに分類できる。 1. 資料自体の管理 2. 対象会社に対する対応 3. 買い手に対する対応 以下詳しく見ていくことにする。 1. 資料自体の管理 -…

ブラック企業と投資銀行の違いについて考えてみた

ブラック企業大賞2013が発表、大賞:ワタミ、特別賞:東北大学、ベネッセも受賞 | ビジネスジャーナル ブラック企業大賞なるものとはなんぞやと思ってみてたら、営利企業だけでなく東北大学まででているとは。確かに大学院の研究室によっては、教授が神に等…

M&Aアドバイザリーの収益性

M&A

グラフで見るM&A動向 | M&A情報・データサイト MARR Online(マールオンライン) M&Aの件数はリーマン後は減少したが、それでも90年代の2倍程の件数で推移しており、ここ2,3年は円高や景気回復にともなってやや持ち直してきている。 1. クライアント企業…

M&Aアドバイザリーとは

自己紹介をして「M&Aアドバイザリーの仕事をしています」というと、金融やコンサル関係以外の人はたいてい「きょとん」として、あまり良くわかっていないことが多いので、M&Aのアドバイザリーの仕事に関して説明して見ようと思う。 まず、M&Aとは「Marger & …

Players in M&A Advisory Field

M&A

最近業界に関して調べて知人からもいろいろ話を聞いたので、自分の経験も合わせて備忘録としてまとめておく。 M&A アドバイザーの種類はおおまかに分けると以下のとおり。 1. 国内証券 2. 外資系投資銀行 3. 監査系FAS(Financial Advisory Service) 4. M&Aブ…